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断捨離、結構難しい? [独り言]

昨年の後半から、まだ独身の長女が、しきりに「断捨離」を奨めるので、彼女が帰ってきたときに(ものすごく)重い腰をあげて・・・・というか、まあ、ほとんど「やってもらった」状態でしたけど、かなりのモノを捨てました。

若いころはよく母親から「それも捨てるの?」と言われるほどの「捨て魔」だったのに、歳をとるとなかなか整理整頓も取捨選択も思い切りも難しくなってるのを娘たちは気づいて、乗り出してきたのだと思います。

実際ふだん、自分が死んだら今は記念にとってあるものも、子供たちにとっては捨てるものでしかないのだから、と考えるのですが、まあ、それくらいやってくれてもいいよね・・・なんて思ったりもします。

私「この服、高かったのよね。もうちょっとがんばって痩せれば、また着られるかも」

 「転勤族だった時代には引越しのたびに否応なくものを捨てたけど、今はもう死ぬまで動かないから別に捨てなくても」

 「これ、思い出があるのよ」

 「包装紙もとっておけば何かに使えるかも」

 「ほとんど使わない食器が沢山有るけど、普段使いにはもったいなくて」

 「子供たちが残していったものはどうすればいいかわからない」

 「たまった本も、いつかまた読むかも」

 etc.etc.……

そんな中で一番面倒くさかったのが、衣類の分類でした。
娘が私の衣類を全部引っ張り出して、

「これを<トキメクもの><トキメカナイもの>に分けて」  という命令。

「えーーー、そんなこと言われても、普段着は別にときめくものを着てるわけじゃないし、ある程度洗い替えはいるし・・」
「もしかしたら改まった席に出ることがないとも限らないし(黒いスーツなど)」
「これはおばあちゃんがフランス製の生地で縫ってくれたコートなのよ(実際は重くて着られない{%ごめんねwebry%})
「これも形見にもらったミンクのコート・・・(実際はこれもデザインが古いし重いし、今の時代毛皮なんか着られない)」
「ナンダカンダ、ナンダカンダ・・・」

すぐに私は飽きて疲れてしまい思考停止になり、その場から逃れようとしますが、この娘、意外と忍耐強いというか、がんばるというか、とうとう一日かけて、私に強制的に選ばせて、ゴミ袋6個をパンパンの状態にしました。
20年置きっぱなしだった衣装ケースも全部捨てました。

「目にしなければ、このあとどうということはない」とはわかっていましたが、いざ本当に「古着・古布」に「出すまではいくらか心が揺れていました。

でも!ごみに出してしまえば、ほぼどんなものを捨てたかも思い出さないという始末。そして、すっきりとして空間ができたクローゼットの中には、これまで行き場のなかったものたちが収まっています。

ふ~む、確かに心も軽くなった気がする・・・

娘は一昨年はなんとお正月休みに17~18帖の広さのリビング~キッチンの壁と天井を一人で塗ってくれました。

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夫も去年暮れに、私のリクエストで、娘が全部真っ白に塗りつぶしてしまった木部を茶色のペンキで塗りなおしてくれましたが、マスキングだけで音を上げて、「あいつ、よく一人で全部塗ったな」と今更のように感心していました。

なんだか自分たちのことを「老親」と見てるんだろうなと、ちょっとありがたいようなフクザツな気分です。
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そんなことで、断捨離は、キッチンにも無論及びました。
食器はもちろんのこと、子供たちがまだ家にいて、私も元気だったころはケーキを焼くことがよくありましたが、自分もべつに食べたいとも思わないし、焼いてももてあますし、第一面倒くさい。なので、何種類かあったケーキの焼き型や篩いなども捨ててしまいました。

ところが、無くなってみるとなぜか「チーズケーキ焼こうかな」とか思いはじめるんですよね、これが。
2回は耐熱ガラス製の器で焼きましたが、どうもね・・・使い勝手が悪いんです。
と、ついにまた買ってしまいました。

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ジャン!

私はチーズケーキを焼くときは、買った材料を全部入れてしまうので、24センチの型じゃないと入りきれません。
でも、普通家庭用の型はせいぜい18センチなので、例によってアマゾンで注文しました。「ノーブランド」としてありましたが、前に持っていたのとよく似た形で、でも、国産のものの半分以下のお値段。しかも送料無料。
どうせ紙を敷くんだし、いいよね。ということでそれを注文しました。
ふだん、アマゾンはものすごく速く届くのに、その商品はかなり日数がかかるようなので、調べてみたらどうやら香港の会社のようでした。

思いのほか速く届いた品物はやはり中国から来たものでした。

画像画像

ふ~ん、これって「輸入」に当たるのかしら・・・
でも1000円ちょっとの品物を空輸で送料無料って、すごいよねとひとしきり感心。

まだ作っていませんが、今度娘たちが帰ってきたら、あの子達の好きな、バタークリームのデコレーションケーキをと考えています。
夫が無言で食べるのはせいがないことおびただしいですが、子供のため孫のためなら!と、元気が出ます。

今まで家の中で当たり前になりすぎて見えていなかったものをきれいにできたらいいなとも思うようになりました。
「他人の目」で自分の家の中を見回してみると、あっちこっち気になるところがあります。
あとで後悔しないようにしたいものですが、確かに物が減ると気持ちも軽くなるのは本当のようです。

結構難しいけど、頭の体操にはなりそう。
タグ:めぐみ
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コメント 8

ノア

長女さん、すご~い!
なんて働き者なんでしょ。
大きな絵を描いているとは言っても、ペンキ塗り勝手が違うでしょうにね。
ペンキの次は断捨離ですか。
ときめく、ときめかないと言われてもね、思い切るのは難しい。
確かにそばでけしかける人がいると違うかも。客観的な目で見てくれる人がいると思いきれるかもね。
私も今押入れとか引き出しの一つ一つから整理始めてます。今日は年賀状や手紙類の整理をして、古いのは全部シュレッダーかけちゃいました。
それだけでもすっきりした気持ち。
なんていうか片付けられた達成感みたいな感じがあります。
本もブックオフに持ち込んだらすごく安かったので、今度はネット買取に頼もうかなと思って「買取王子」とかいいかなって。
片づけもいつまでとかじゃなくて、毎日少しずつあちこちやっていこうかなと思ってます。
by ノア (2016-02-01 20:49) 

未来

ノアさん、こんばんは。
長女は気性が激しい方だと思うのですが、なんだか親が歳を取るとともに、私たちへの接し方も加減してくれるようになった気がします。忍耐かな(笑)?

「きれいな服を買っても着ていくところがない」と言うと、「そんなこと考えちゃだめよ。ほんとうに欲しい服があったら買ってあげるから」なんて言いました。子供にとって、親が老いていくとか衰えていくとかいう姿を見るのが一番いやだと聞いたことがあります。考えてみると自分もそうだったな…と思います。

なるべく子供たちの前ではきちんときれいにしているのが思いやりかも。
手紙類、私も整理しなくちゃ。
生前、母がくれた手紙の束が残ってるのだけど、もうシュレッダーにかけたほうがいいのかな…

本、お小遣いぐらいになるといいですね。そういえば着物は?私は全部姪に送って(弟に)しまって、「あとは適当に」と頼みました。あれはどうなった?なんて聞きませんよ。{%知ーらないwebry%}
by 未来 (2016-02-01 23:38) 

カンツォーネ

断捨離頑張りましたね~。
他人ごとではない、私もやらなければいけないのですが。

仕事をやめてからは、スーツもネクタイもワイシャツも、ほとんど必要がなくなりました。
でもなかなか捨てがたいのですよね~。
セーターなども、ほとんと同じものばかりを着てしまいます。
3年くらいまったく着ていないものがある半面、15年以上も着続けているものがあります。
未来さんを見習って、断捨離しようかな~。
by カンツォーネ (2016-02-02 21:13) 

あさがお

私も断捨離 やりましたよ~。
思い切って捨てないと なかなか踏ん切りがつきませんね。
今日衣装箱を出してみたら まだまだ捨てるべきものがたくさんありました。
でもね~ 主人 もうビジネスマンではないので スーツはそれほどいらないと思うのですが なかなか捨てられないので困っています。
ときめくもの と言うのは それ絶対必要な言葉ですよ。
by あさがお (2016-02-02 21:54) 

sayuri

断舎離?ムリムリ、私にはぜ~~~たいムリ(爆)
未来さんがお捨てになった品々、
全て私はとってありますわぁ、
ものぐさなのか、ケチなのか(笑)

お嬢様は腕力が有りますね!
あの細い体でビックリですヽ(^o^)丿
by sayuri (2016-02-02 23:10) 

未来

カンツォーネさん、こんばんは。
お返事が遅くなって申し訳ありません。
実は急に体調を崩して寝込んでいました。
風邪ではないようですが、胃の不快感、全身脱力感、痛みなどでずっと寝ていました。でも、立つと脚が頼りなくなって、これはやばい!とがんばって起きました。

我が家ももったいなくて捨てられない夫のスーツがたくさんあります。
とっておいてももう着ることはないと思いますがなかなかね~。
ウールのセーター類は、洗濯が面倒くさいので処分しました。
だんだん、買うときも洗濯が簡単で、ノーアイロンで乾きが早くて・・・などが判断基準の中で大きな条件になってきました。

20年くらい昔、少し年上の友人が、「重い食器は全部捨てました」と言っていた気持ちがよくわかります。

断捨離、ゆっくりおやりになればいいと思います。テレビで見た方法ですが、とって置くもの、迷っているもの、捨てるものに分けて、迷っているものはしばらく別にしておくと心が決まってくるとか。
by 未来 (2016-02-04 22:47) 

未来

あさがおさん、こんばんは。
コメントありがとうございました。
上に書きましたように、体調を崩しておりましたので、失礼いたしました。

どなたも、ご主人のスーツは「ご夫婦の一つの時代の記念碑」のようなもので、捨てがたいですよね。
うちは実家が紳士服店でした(もう廃業)ので、夫の服はみな父が暇なとき縫ってくれたものでした。なので、父の思い出もあり、なかなか捨てられないのです。

「ときめく服」は、買おうと思っても、見つけるのも大変ですよね?
by 未来 (2016-02-04 22:53) 

未来

sayuriさん、こんばんは。
遅くなって失礼いたしました。
「どこがどう」ということもなく、なんとなく具合が悪い…って、けっこうつらいです。
起きる気力がなくてずっと寝ていると、背中も腰も痛くなって、脚が見る見る衰える気がして、ちょっと恐怖でした。年々、ちょっとした不調の影響が大きく出るようになってきたんだなあと認めざるを得ません。

sayuriさんのお宅はきっとゆとりがあるのですね。
我が家は狭いので、必要にかられてということもあります。実は小さな屋根裏があって、そこにお雛様や兜飾りなども入ったままです。夏は灼熱のあの場所で、いったいどうなっているのやらと、上がってみるのが怖いです{%最悪webry%}
by 未来 (2016-02-04 23:01) 

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